いつもながら大変分かりやすいトークと資料で、お金と戦争の関係や、その流れに荷担しない生き方について、3時間があっという間に流れた講演会でした。
大きな視点で、日本人の貯蓄したお金がどこに流れていっているか、それを説明していただき、やはりそうか、とがっかりするとともに、責任を感じました。
ゆうちょから、米国債購入へ、そしてそのお金でアメリカが戦費をまかなっていること(戦費の90%は国債発行で集めたお金である!)
間接的に、自分たちのお金が戦争に荷担していること。
また、アメリカの軍需産業の役員にアメリカの歴代政府要人がならび、軍需を意図的につくりだし、発注して、個人&企業が利益を得るという、死の商人のからくりについて、具体例を聞きました。
また、なぜ日本の電力の自由化が進まないか、なぜ原発がとまらないか(それは国が毎年5000億の補助金を出しているから、企業はふところが傷まない、という図式があること)という話も聞けて、大変興味深かったです。
さらには、格差社会と戦争のお話も納得しました。徴兵制のない国では、社会に格差が生じることで、貧困層が生まれ、わずかなお金のために、兵士になることを選ぶ若者達がいること。つまり、戦争をするには格差があったほうが都合がいい、というこれもまた、悪魔?のシステム。
銀行への預金は国の短期国債購入につながり、その国は米国債を購入していること。
農協への預金は世界銀行債の購入につながっていること。農協は農産物の自由化に反対しているのに、世界銀行は自由化推進なので、まったく矛盾している、ということ。
お金は、預け先によっては、自分たちの知らないところでとんでもない暴力につながるモノでもあるということが理解できました。
ではどうすれば、そんな、流れをかえていけるのか?というのが田中優さんのお話のポイントです。
その提案として、オルタナティブな新しい仕組みを自分たちで作っていこうというもの。
第一歩として田中さんたちが始めたのが未来バンクという銀行。そこで有意義な活動をしているNPO等に融資することで、環境や社会の問題のよりよい解決策が生まれてきた、という例をいろいろと紹介していただきました。
地域通貨の活用方法など、お金を地域から流出させず、地域を支える形で使える仕組みなど、本当に面白い話ばかり。
日本の良質な木材を利用した天然住宅プロジェクトや、ap Bankなど、多岐にわたる活動は、まさに「論じるだけでなく動く!」という未来指向型の意気込みを感じました。
詳しく知りたい方はぜひ田中優さんのウェブサイトを見て下さいね!
http://tanakayu.blogspot.com/ロータスルーツは祝島関係アイテムで出店させていただきましたが、田中優さんの最新著書も買いました!
「おカネが変われば世界が変わる ー市民が創るNPOバンク」
